閑谷神社本殿保存修理工事(続き)
流し板と流し板の木端には合釘で留め付けしていたので現状復旧します。
流し板をスライドさせて取付していきます。
敷目板も復旧していきます。平瓦が腰掛ける場所です。
大棟を解体しました。・・・が、大変腐っています。
部材ごとに取替、繕いの計画をして復旧していきます。(乾式なので箱棟です)
大棟の組立です。側板(繕い済)から組立ていきます。
丸瓦の納まり、水板、熨斗勾配、鬼瓦の納まりなど原寸を作成、確認を行ってからの組立です。
現状復旧が基本ですが、納まりの悪い箇所などは監理者と協議して改善していきます。
天板は腐敗の度合いが大きかったので全取替しました。
隅棟も鬼瓦周辺が腐っていたので繕いを行いました。
大棟防腐塗装です。
屋根木部防腐塗装です。歴史的建造物が少しでも長持ちしますように。
8/24(土)に現場一般公開を行いました。
創建当初や工事の度に製作された瓦を時代別に並べて、岡山県職員の方が説明していました。
多数の方が来られていました。
矢切漆喰塗り搔き落としです。
長年の風雨にさらされて、割れたり、浮いたりしているカ所を取っています。
瓦着工前(南東から撮影)です。
瓦着工前(北東から撮影)です。
丸瓦の下地(平瓦引掛)加工です。大工曰く大変難易度が高い様です。
今回は全取替です。
丸瓦の下地(平瓦引掛)完成品です。
防腐塗装も行いました。
いよいよ瓦葺き着工です。軒唐草を取り付けいていきます。木部同様、銅釘での取付です。
平瓦を差し込みながら、順次取付けていきます。
また次回、工事の進捗状況を報告、公開させていただきます。
興味のある方は是非チェックしてみてください。