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極楽寺(直島)

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直島 八幡山 極楽寺 本堂保存修理工事

二軒の軒回り、(垂木・木負・茅負・裏甲・化粧屋根板)も組み上がり、
その軒先を梃子の原理で支えている、桔木(ハネギ)と言われる、松丸太の据付も、
あと一息と言ったところす。屋根の仕事ですが素屋根があるので、直射日光は当たりませんが、
​屋外作業は、なかなかです。

 

極楽寺本堂の太瓶束

工務店にとって雨は天敵、、、
屋外で作業は出来ませんし、現場が濡れないようにシートを掛けたり、梅雨は何かと面倒な季節です。
しかし、今日の岡山は絶妙な曇り具合に湿度、とっても過ごしやすいです。

瀬戸内海の離島、直島では、お寺さんの改修工事が進んでいます。
直島の響きにピンときた人もいるのでは?そう、瀬戸内国際芸術祭のメインアイランド、あの直島です。
しかも現場は安藤忠雄先生のANDO MUSEUMの目の前、芸術祭は会期外ですが、連日国内外の観光客が訪れています。

写真は改修中の本堂の太瓶束と頭貫と台輪。柱のように縦向きにあるのが太瓶束で、これを普通柱のある場所に立てて部屋を広くする工夫しているのがこの建物の特徴なんだそうです。

白木の部分が今回新調した部分です。現在は桁上の工事に移っています。

<八幡山長寿院極楽寺本堂>
所在地:香川県香川郡直島町字高田浦738番

 

極楽寺本堂改修工事

直島の極楽寺本堂の半解体工事がもうすぐ着工になります。
元禄年間(320年程前)に建立され、
唐破風向拝を設けた妻入りの堂は、他に類例が少なく、直島町の文化財に指定されています。

地域の方々に大切にされてきた立派な御堂ですが、
残念なことに、近年シロアリの被害に遭い、屋根が傾くほどの状況にあります。

この度の工事では、シロアリの食害にあった部材を新材に取替え、元の健全な状態に戻します。
シロアリって怖いですよ!!



<八幡山長寿院極楽寺本堂>
所在地:香川県香川郡直島町字高田浦738番