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カテゴリー:寺院

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明日5/20は本山寺常行堂保存修理工事の現場一般公開が開催されます。

県指定重要文化財の本山寺常行堂では、現在茅葺き替え工事の真っ最中です!

明日の一般公開は、近年すっかり珍しくなってしまった茅葺屋根の、葺き替え工程を間近でご覧いただくチャンス!

岡山県教育委員会文化財課様の解説の後に、足場に上って職人さんの話を直に聞くことができます。

茅葺きに関する疑問をこの機会に解消されてはいかがでしょうか?

〈本山寺常行堂保存修理工事の現場一般公開〉
1 日 時 平成29年5月20日(土曜日)14時00分 14時20分 14時40分 15時00分の計4回
2 場 所 久米郡美咲町定宗403
3 主 催 宗教法人本山寺
4 協 力 岡山県教育委員会 美咲町教育委員会
5 参加費 無料

 

金山寺護摩堂保存修理工事



                                               ⇩


平成23年から平成25年にかけて金山寺護摩堂の保存修理工事をさせていただきました。
金山寺は岡山市の北方に位置する天台宗の古刹で、護摩堂は火を焚いて祈る修法を行う建物のことです。

護摩堂は桁行三間、梁間四間、入母屋造、本瓦葺、正面一間向拝付の建物で、天正三(1575)年に建立されたと伝えられています。
建築年に関しては、修理報告書によると享保元-三(1716-1718)年の再建説があるそうです。

50年程前に屋根替え修理が行われて以降、大きな修理はされていませんでした。

この度の修理は半解体修理で、小屋組、壁、軒廻り、造作及び軸組の一部までを解体し、屋根は本瓦葺きを全面葺き直しました。

宮殿は解体せず、塗装のみ修理しました。彩色は現状修理を基本とし、塗膜の大部分が剥離した箇所については塗り直しを行いました。部分的に文様が欠損している箇所については、現存する彩色塗膜を剥離止めし欠損部分のみ補修しました。

<金山寺護摩堂>
 岡山県指定重要文化財(昭和25年指定)
 岡山県岡山市北区金山寺481番地