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カテゴリー:神社

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岡山県指定重要文化財本山寺霊廟保存修理工事③

傷んだ土台の取り換え、柱の腐食箇所の根継ぎを行うための、揚屋工事中です。

柱を掴み慎重に揚げていきます。所謂ジャッキアップですね。
車のジャッキアップがイメージしやすいでしょうか。
今回は、傷んだ土台等の取り換えを行います。


持ち上げる柱をしっかりと補強し、慎重にあげていきます。


赤く囲っている部分で、しっかりと上昇したことが確認できます。

今回は、約50㎝ほどジャッキアップしています。

土台と柱が切り離され、傷んだ部位が確認できます。

傷んだ土台を取り替えていき、柱においても腐食部分等を根継ぎしていくこととなります。

 

岡山県指定重要文化財本山寺霊廟保存修理工事②

こけら葺きの屋根の解体へ入っていきます。
 
 

こけら葺きは、薄板を用いて施工されます。文化財の建物などに多く見受けられます。
材料には、ヒノキ、サワラ、スギなどが使われます。

次は、屋根が取り払われ、屋根部分を解体していきます。
野地板を取り外していきます。
 
 

屋根の中が見えてきましたが、傷んだ箇所が多く見受けられます。
可能な限り、当時の材料をそのまま使用できるよう、損傷や劣化の部位を確認していきます。
損傷や劣化の少ないものは、そのまま使用しますが、損傷や劣化が激しいものは、補修を施したり
取り替えていくこととなります。
 

 

 

日本第一熊野神社

重要文化財熊野神社本殿保存修理工事
おかげ様で、平成29年11月6日より行われた、保存修理工事も無事完成しました。


21日には、見学会と、祝賀会が盛大に執り行われました。
延べ人数として、300人程の方が、御来宮されたそうです。

見学会と合わせて、
子供太鼓、

坂東流日舞、


呼松太鼓

などが祝宴を盛り上げて頂き、

御清めの放水では、きれいに虹が現れました。

尚、今日は、竣工検査も無事終わり、引き渡しが行われました。



 

 

 

 

日本第一熊野神社

塗装工事
胡粉塗りの次は、いよいよ全体が丹弁柄色に塗りあげられます。
細かいところの色分けも、職人技フリーハンドで素晴らしい。


昭和9年にされていた塗装の痕跡調査を踏まえて、丹弁柄の色味が決められました。
塗って直ぐは朱っぽいですが、乾いてくると落ち着いた色合いになってきます。