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カテゴリー:神社

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直島 八幡山 極楽寺 本堂保存修理工事

二軒の軒回り、(垂木・木負・茅負・裏甲・化粧屋根板)も組み上がり、
その軒先を梃子の原理で支えている、桔木(ハネギ)と言われる、松丸太の据付も、
あと一息と言ったところす。屋根の仕事ですが素屋根があるので、直射日光は当たりませんが、
​屋外作業は、なかなかです。

 

 

極楽寺本堂の太瓶束

工務店にとって雨は天敵、、、
屋外で作業は出来ませんし、現場が濡れないようにシートを掛けたり、梅雨は何かと面倒な季節です。
しかし、今日の岡山は絶妙な曇り具合に湿度、とっても過ごしやすいです。

瀬戸内海の離島、直島では、お寺さんの改修工事が進んでいます。
直島の響きにピンときた人もいるのでは?そう、瀬戸内国際芸術祭のメインアイランド、あの直島です。
しかも現場は安藤忠雄先生のANDO MUSEUMの目の前、芸術祭は会期外ですが、連日国内外の観光客が訪れています。

写真は改修中の本堂の太瓶束と頭貫と台輪。柱のように縦向きにあるのが太瓶束で、これを普通柱のある場所に立てて部屋を広くする工夫しているのがこの建物の特徴なんだそうです。

白木の部分が今回新調した部分です。現在は桁上の工事に移っています。

<八幡山長寿院極楽寺本堂>
所在地:香川県香川郡直島町字高田浦738番

 

明日5/20は本山寺常行堂保存修理工事の現場一般公開が開催されます。

県指定重要文化財の本山寺常行堂では、現在茅葺き替え工事の真っ最中です!

明日の一般公開は、近年すっかり珍しくなってしまった茅葺屋根の、葺き替え工程を間近でご覧いただくチャンス!

岡山県教育委員会文化財課様の解説の後に、足場に上って職人さんの話を直に聞くことができます。

茅葺きに関する疑問をこの機会に解消されてはいかがでしょうか?

〈本山寺常行堂保存修理工事の現場一般公開〉
1 日 時 平成29年5月20日(土曜日)14時00分 14時20分 14時40分 15時00分の計4回
2 場 所 久米郡美咲町定宗403
3 主 催 宗教法人本山寺
4 協 力 岡山県教育委員会 美咲町教育委員会
5 参加費 無料

 

天神宮神社本殿改修工事②

建部町の天神宮神社の改修工事が完了しました。
経年による腐朽と獣害により傷んだ桧皮葺の屋根を、銅板葺に改修しました。
地域の方々が慣れ親しんだ、これまでの屋根形状を踏襲し、耐久性に優れた銅板で仕上げています。

 
<天神宮神社本殿>
岡山市北区建部町中田38番地
創建は不詳であるが鎌倉時代の勧請と伝えられる。永禄年間(1558‐1570年)に火災で社殿等焼失。延宝2年(1674年)再建、更に弘化4年(1847年)再建。【建部町史より】

 

天神宮神社本殿改修工事


建部町の天神宮神社では屋根の改修工事が進んでいます。
構造の補強をし、檜皮葺から銅板葺に葺き替えます。
写真の白い丸太を桔木(はねぎ)といい、軒先を“てこの原理”で持ち上げています。
この野太い材料を小屋裏に潜ます発明により、日本建築は軽やかさを手に入れたといいます。

<天神宮神社本殿>
岡山市北区建部町中田38番地
創建は不詳であるが鎌倉時代の勧請と伝えられる。永禄年間(1558‐1570年)に火災で社殿等焼失。延宝2年(1674年)再建、更に弘化4年(1847年)再建。【建部町史より】

 

川嶋ノ宮八幡神社/正遷座祭

川嶋ノ宮八幡神社本殿の改修工事が無事に終わり、神様に仮の社から新たになった御本殿にお戻りいただく、「正遷座祭」が10月19日にとり行われました。
弊社は山陽瓦様のもとで大工仕事を担当させていただきました。

祭典では、御遷座に続き山陽瓦様・氏子惣代様・宮司様がプロジェクトに込めた思いを話されました。皆様方の長年に渡る悲願が成されるときに弊社がお手伝いできた事を誇らしく思います。

若々しい御本殿からは、以前にも増して力強い御神威を感じることが出来ました。


<川嶋ノ宮八幡神社本殿>
入母屋造 向拝1間 桁行3間 梁行2間
所在地:岡山県倉敷市酒津八幡山1115番 
鎮座する八幡山は、高梁川河口(川嶋河)の最高峰で、古くから流域の民を守る神の山として信仰されたそうです。平安期には戦乱平定の記念に神への感謝と、当地の平穏への祈りを込めて、八幡大神ら神々を勧請し祀り、この川嶋ノ宮八幡神社が成立したといいます。
 

 

極楽寺本堂改修工事

直島の極楽寺本堂の半解体工事がもうすぐ着工になります。
元禄年間(320年程前)に建立され、
唐破風向拝を設けた妻入りの堂は、他に類例が少なく、直島町の文化財に指定されています。

地域の方々に大切にされてきた立派な御堂ですが、
残念なことに、近年シロアリの被害に遭い、屋根が傾くほどの状況にあります。

この度の工事では、シロアリの食害にあった部材を新材に取替え、元の健全な状態に戻します。
シロアリって怖いですよ!!



<八幡山長寿院極楽寺本堂>
所在地:香川県香川郡直島町字高田浦738番

 

川嶋ノ宮八幡神社本殿修理工事


㈱山陽瓦様のもとで、川嶋ノ宮八幡神社本殿修理工事のお手伝いをさせて頂いております。
藤原組が担当している大工仕事は瓦の下地まで完成しました。瓦の葺き上がりが楽しみです。

御本殿はもと檜皮葺で、着工前は鋼板が葺かれていましたが傷みがひどい状態でした。
この度の工事では本瓦に葺き替える為に、
屋根瓦が美しく映え、且つ頑丈な構造の小屋組みに作り替えました。

着工前


完成


<川嶋ノ宮八幡神社本殿>
入母屋造 向拝1間 桁行3間 梁行2間
所在地:岡山県倉敷市酒津八幡山1115番
鎮座する八幡山は、高梁川河口(川嶋河)の最高峰で、古くから流域の民を守る神の山として信仰されたそうです。平安期には戦乱平定の記念に神への感謝と、当地の平穏への祈りを込めて、八幡大神ら神々を勧請し祀り、この川嶋ノ宮八幡神社が成立したといいます。

 

金山寺護摩堂保存修理工事



                                               ⇩


平成23年から平成25年にかけて金山寺護摩堂の保存修理工事をさせていただきました。
金山寺は岡山市の北方に位置する天台宗の古刹で、護摩堂は火を焚いて祈る修法を行う建物のことです。

護摩堂は桁行三間、梁間四間、入母屋造、本瓦葺、正面一間向拝付の建物で、天正三(1575)年に建立されたと伝えられています。
建築年に関しては、修理報告書によると享保元-三(1716-1718)年の再建説があるそうです。

50年程前に屋根替え修理が行われて以降、大きな修理はされていませんでした。

この度の修理は半解体修理で、小屋組、壁、軒廻り、造作及び軸組の一部までを解体し、屋根は本瓦葺きを全面葺き直しました。

宮殿は解体せず、塗装のみ修理しました。彩色は現状修理を基本とし、塗膜の大部分が剥離した箇所については塗り直しを行いました。部分的に文様が欠損している箇所については、現存する彩色塗膜を剥離止めし欠損部分のみ補修しました。

<金山寺護摩堂>
 岡山県指定重要文化財(昭和25年指定)
 岡山県岡山市北区金山寺481番地