岡山県指定重要文化財 妙本寺本堂保存修理工事 安全祈願祭 2020年 11月 13日 Fri 管理者 昨日、吉備中央町にある妙本寺様にて、 檀家様とご一緒に工事の安全祈願祭を行っていただきました。 今月より本堂の保存修理工事に着手させていただくこととなります。 工事期間中は、客殿の方が仮本堂となります。 また、工事中は、何度か一般公開も予定されています。 お寺の屋根や普段目にすることがない部分などが見られるかもです。 開催の際はご案内させていただきますので、 ぜひ足を運んでみてください。 具足山 妙本寺 様 岡山県加賀郡吉備中央町北1501 寺院 /妙本寺(吉備中央町) 神社
松尾神社 随神門修復工事 2020年 10月 5日 Mon 管理者 10月2日より、松尾神社様 随神門修復工事に入らせていただいております。 町内のお宮さんとなります。 工期 令和2年9月15日~11月30日 着工 令和2年10月2日~ 土台等の木部及び、屋根の修復となります。 工事期間中、ご迷惑をお掛けしますが安全第一に工事を進めてまいりますので、 何卒ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。 神社 /神社 /松尾神社(瀬戸町) /松尾神社(瀬戸町) 神社
公共海岸堤防補強工事 2020年 7月 18日 Sat 管理者 公共工事 九蟠海岸堤防補強工事 液状化現象を防ぐ鋼矢板打設工事となります。 24mの長さの鋼矢板を地中に打設していきます。 南海トラフ等、皆さんの安全を守るための、災害への対策工事となります。 海から鋼矢板の搬入中です。 鋼矢板を打設していきます。 鋼矢板打設後、整地等行っていきます。 完成写真。 ドローンで上空から撮影しています。 公共土木 公共建築
岡山県指定重要文化財本山寺霊廟保存修理工事③ 2020年 6月 20日 Sat 管理者 傷んだ土台の取り換え、柱の腐食箇所の根継ぎを行うための、揚屋工事中です。 柱を掴み慎重に揚げていきます。所謂ジャッキアップですね。 車のジャッキアップがイメージしやすいでしょうか。 今回は、傷んだ土台等の取り換えを行います。 持ち上げる柱をしっかりと補強し、慎重にあげていきます。 赤く囲っている部分で、しっかりと上昇したことが確認できます。 今回は、約50㎝ほどジャッキアップしています。 土台と柱が切り離され、傷んだ部位が確認できます。 傷んだ土台を取り替えていき、柱においても腐食部分等を根継ぎしていくこととなります。 寺院 /本山寺(美咲町) 神社
岡山県指定重要文化財本山寺霊廟保存修理工事② 2020年 6月 18日 Thu 管理者 こけら葺きの屋根の解体へ入っていきます。 こけら葺きは、薄板を用いて施工されます。文化財の建物などに多く見受けられます。 材料には、ヒノキ、サワラ、スギなどが使われます。 次は、屋根が取り払われ、屋根部分を解体していきます。 野地板を取り外していきます。 屋根の中が見えてきましたが、傷んだ箇所が多く見受けられます。 可能な限り、当時の材料をそのまま使用できるよう、損傷や劣化の部位を確認していきます。 損傷や劣化の少ないものは、そのまま使用しますが、損傷や劣化が激しいものは、補修を施したり 取り替えていくこととなります。 寺院 /本山寺(美咲町) 神社
岡山県指定重要文化財本山寺霊廟保存修理工事① 2020年 4月 10日 Fri 管理者 岡山県指定重要文化財 本山寺霊廟保存修理工事 着工前です。 屋根の葺き替えのため、足場を組み、仮の屋根(素屋根)で囲っている様子。 素屋根 完成。 素屋根内部の様子(コケラ葺き解体前) 寺院 /本山寺(美咲町) 神社
閑谷神社本殿保存修理工事(続き③) 2020年 4月 2日 Thu 管理者 前回の続きです。 屋根の工事も完了し、素屋根、外部足場などの解体です。 足場解体後、土壌処理(シロアリ対策)の状況です。 床下の土壌処理、床組の木部処理も施工しています。 修理銘板を取付けました。 材質は銅製で内容は工事名、工期、事業金額、工事関係者名、工事内容などです。 全ての工事が完了しました。工事期間19ヵ月でした。 文化財 /旧閑谷学校
閑谷神社本殿保存修理工事(続き②) 2020年 2月 26日 Wed 管理者 前回の続きです。 普通の本葺きならば平瓦葺き→丸瓦葺きなのですが、 今回は丸瓦の下地が木材なので、平瓦と同時に丸瓦下地を施工します。 掛唐草、掛巴等の納まりも決まって、下地の施工です。 瓦座は一部腐敗していので、取替を行いました。 平瓦葺き、丸瓦下地施工完了です。 瓦も現代の瓦と違って1枚1枚形が違うので配置など色々と苦労しました。 軒巴瓦取付です。玉縁を20㎝程度の銅釘で留めていきます。 下地の木部がが固くて、銅釘(柔らかい)が長いので、銅釘が曲がって入っていかない様に 十分注意して施工しました。 丸瓦葺きです。丸瓦も全て長さ、巾、色合いが違うので、配置決めは難易度高めでした。 箕甲廻りの施工です。掛唐草、掛巴、抱き丸瓦、面戸瓦など雨仕舞を考え、原寸を書きます。 今回工事は保存修理工事で基本計画は現状復旧ですが、納まりが悪いところは監理者と協議して 改善していきます。 鬼瓦、鳥衾取付です。 大棟の水板など取付です。乾式工法(箱棟)なので土を使いません。 着工前大棟がが腐っていたので、原寸を書いて漏水の原因を突き止めた結果 熨斗勾配ではないかという結論に至りました。 しかし、鬼瓦の大きさ、高さを変えれないので、大棟にルーフィングを巻きました。 何年持つだろうか……不安。 破風板廻りの漆喰塗りです。上の写真は下地となる木摺り(杉、柾目)を留め付けています。 砂漆喰塗り(中塗り)です。 漆喰塗りです。すっごい時間掛かります。 左官さん一人で3か月掛かりました。 南側(内側)土台がシロアリに食いつぶされています。直さなければ! 直しました。 避雷針の設置工事です。 2/8(土)現場一般公開の様子です。今回も県内外問わず多数の方が来られていました。 実施できてよかったです。 完成です。 完成です。 完成です。 あとは素屋根、外部足場解体のみ。 最後まで気を引き締めて頑張ります!!! 文化財 /旧閑谷学校